毎日暑い日が続いていますが、かもめのお友だちは涼しい室内でも汗をかくくらい元気に遊んでいます🏖️
さて、世間はすっかり夏休み🌻
今回のmoimoilokkiは、卒室生の小学生になったお姉さんたちがきてくれました。
↑みんなでお姉さんにご挨拶。お名前呼ばれたら元気に「は〜い」って返事してね!
講師の方が教えてくださったのは、草木を使って布を染める遊びです。
草木染めというと、草木の濾した色のついた染液で色をつけることが多いと思いますが、今回は「バンドルダイ」とよばれる草花を布と一緒に巻いたものを蒸して、草花から滲み出る色を布に移していく方法を教えてくださいました。
↑色の出そうな草花を白い布にぱらぱらと散らしていきます。
植物をちぎったりすることって、日常生活で子どもたちにはほとんどない経験ですよね。特に現代の子たちはあまり草木で遊ぶこともする機会が少なくなっているので、これだけでもとっても貴重な経験なのです。
↑草花の他にもお茶の葉やドライフラワー、ハーブティーの葉っぱも用意していただきました。
↑さあ、じゃあこの真っ白い布にみんなでお花や草を好きに飾っていってね〜!
↑手で揉んだりちぎったりすると、ふわぁっといい香りが部屋に広がります。触るだけで手に色がつく生花と、粉々になってしまうドライフラワー。感触の違いも、子どもたちには新鮮なことです。
目的はバンドルダイだけど、子どもたちにとっては一つ一つの工程にもいろんな気づきがあり、新たな刺激になります。大人が着々と作業するよりも時間はかかりますが、ゆっくりと進めることもとても良い時間です。
↑気になったお花を嗅いだり花びらをちぎったり。じっくりと観察しながら進んでいきます。
↑きれいに散らせたら布をたたんでくるくると巻いていき、蒸す準備をします。ここはちょっと大人にやらせてね〜🫡
くるくると巻いた布は蒸し器で1時間ほどフカフカと蒸していきます。蒸すことでじっくりじんわりと色が出てくるそうです。
今回は夏休みスペシャルなので、少し長丁場のmoimoiになりました。蒸している間に給食やお昼寝をして、作品ができるのを待ちます。
↑さてさて、どうなったでしょう・・?粗熱をとってから、たらいで布についた草花を洗います。
↑「わぁ〜!見て!お花の色が本当に移ってる!きれいな黄色や青!茶色く染まったところは葉っぱかな?お茶かな?」出来上がってみないとわからないのも楽しみの一つです。
↑洗った布をバルコニーに広げて乾かしました。優しい色合いのカーテンのよう。ふわっと草花の香りも移っていて、風に揺られて辺りに薫ります。
見事なできあがりに、つい保育者から歓声が上がりました☺️
0〜2歳の子どもたちには蒸して色がついたことをどれだけ理解してくれたのかは分かりません。でも、小学生のお姉さんと一緒に草花を使って遊んだこと、大きな布を巻いてる大人をながめたこと、熱いお鍋にさっきの布が入っていったこと、そして、完成した作品にみんなで喜んだこと。その瞬間にいろんなことを感じてくれているのを見ることができました。
小学生のお姉さんたちも、夏休みの良い思い出になってくれたでしょうか。
卒室生の子たちがこのようにずっと帰ってきてくれるのもかもめにとっては大切な財産です。また帰ってきてね!
今回のmoimoilokkiも大成功!講師の方、お手伝いをしてくれたお姉さんたちありがとうございました!!
Comments